突然ですが皆さん、パソコン画面にこんなのが急に出てきたことはありませんか?
インターネットを利用中に、クリックできる矢印みたいものを押したら急に大音量の警告音(エラー音)が鳴り響き、画面も切り替わって「ウイルスに感染しています」「システムが損傷しています」「トロイの木馬に感染しました」など、警告メッセージや今すぐ電話をかけてくださいと画面に表示される事・・・・・
こんなヤツですよ~(音は入っていません)
これは昨日、インターネット使用中に僕のパソコンで起きたことなので、急遽このことを記事にしてみました。皆さんのお使いのパソコンでも同じようなことが起こる可能性がないとは限りません。しかも急にこのようになった場合、とても慌ててしまうような状況が設定されているため、間違った判断をしてしまう可能性があります。
今日は、突然現れるこのような状況に、こういうこともあるんだということを少しでも知っておいて頂ければ、「いざという時にちょっとでもお役に立つかもしれない」っという思いでお話をさせていただきます。
どんな感じで表示される?
どんなタイミングで出たのか
この表示が出たのは、調べものをしていて、ごく普通のサイトの「続き」というボタンがあったのでクリックしたところこのような表示が出てきました。そのボタンは埋め込まれているもので、記事の続きのようなところにあるボタンでした。サイト自体は真面目なサイトでしたので、その設置してあるコンテンツにスパイウェアが仕込まれているということになると思います。そのサイトの運営者は全くそのことに気づいていないのだと思われます。
突然現れる表示と警告音
いろんな偽サイトが存在するので、表示はこの通りの表示ではないかもしれませんが、けたたましい警告音とともにこの表示画面が出てきて一気に不安の中に陥れられます。
- すぐに消そうと思っても、キーボードを押しても何も反応しない・・・・・・
- Esc押しても、何も反応ない・・・・・
不快で不気味な警告音聞いただけで、初めて見た方はとにかく焦るのですよね・・・・
しかも、画面には、MicrosoftだのWindowsだの書いてあって、突然起こる出来事に間違いなくスパイウェアに感染したかな? って信じて込んでしまいます。
「大変なことをしてしまった・・・・。どうしよう!どうしよう!」って言う場面なのですが・・・・・
ここから先へ進んでしまうと危ないので、先にお伝えしておきます。
まずは、ちょっと安心して下さい。
突然起こる出来事に焦ってしまう方が多いと思いますが、まずは落ち着きましょう。
これは、表示通知による詐欺手口になります。
基本的に偽物(フェイクアラート)ですので、例えこのような表示がされても・・・・・・
- クリックしてはいけません。
- 表示されている電話番号に電話をしてはいけません。
クリックしたり、先へ進んではいけません。
クリックしたり先へ進んでしまうと、余計に不安になるようなページに誘導され、最終的には高額なサポート費用を支払いさせられたり、必要のないアプリを購入させられることになる可能性があります。
もちろんプライベートな個人情報は記入してはいけません。クレジットカード情報や銀行口座情報を盗みとられてしまいます。
まずは突然このような表示になっても慌ててクリックしないということを頭の隅に置いておきましょう。
表示されている電話番号に電話をしてはいけません。
ここには、3か所同じ電話番号が記載されています。もちろんこの電話の先は、MicrosoftやWindowsではあるはずもなく、かけてはいけない相手の電話になりますので、焦って電話しても更に不安を煽られて最終的には高額支払を確定される可能性が極めて高いです。
対処方法
まずは落ち着く
- 音が大きい場合はまずボリュームを下げましょう
- 少し冷静になって気持ちを落ち着けましょう
この上の二つができましたら、対処して行きます。
方法としては、これはいわゆる詐欺広告ですので、消してしまえばいいわけです。
表示されている詐欺広告を終了させる
- 「Ctrl」 + 「Shift」 + 「Esc」を同時に押しタスクマネージャーを立ち上げる
- タスクマネージャーが起動したら、不審なアプリやプログラムが起動していないか確認する
- 不審なアプリが起動していたら、選択して「タスクを終了」をクリックする
- Google ChromeやMicrosoft Edgeのブラウザを終了する
キャッシュを削除する
- ブラウザを開きます。(アイコンの点、又は線)
- 閲覧履歴を消去を選択
- データを削除します。
Microsoft Edgeであったら、そちらで閲覧履歴を消去します。
最後に
突然現れるこのような現象に、びっくりして焦ってしまう状況だと思いますが、このようなことが起こる可能性があるということを頭の片隅に入れておいて頂ければ、いざ現実に直面した場合でも冷静に判断できるのではないかなと思います。
今回、僕も実被害を受けたわけではありませんし、先へ進んでクリックしたり、電話をしたわけでもありません。よってこれが100%ブラックとは言い切れないため、通報したり電話番号を表示したりすることはありませんが、しかしながらこういった事例はたくさん報告されているようなので、皆さんも危ない目に遭わないように注意しておきましょう。