男性のみなさんでも、シーンに合わせて香水(フレグランス)を使ってみえる方は、少なくないと思います。
しかし、一方、「香害」という言葉をたくさん聞くようになりましたよね。最近では、柔軟剤などがよく取り上げられていますが、こういった匂いだけで、アレルギー反応がおこったり、体調を崩したりと、当事者にとっては、迷惑そのものなわけです。
今日は、そんな時代背景の中、さらっと香る香水(フレグランス)についてお話していきます。
香水(フレグランス)の種類
香水は大きく分けて4種類に分けられます。
どういう風に区別されているかというと香水に含まれる香料の濃度によって、区別されています。ご想像の通り、その香料の濃度が高いと持続時間が長く、濃度が低いと持続時間は短いとされています。
パルファム
香料の濃度が一番高い香水の種類。ほんの少しの量で、長時間しっかり香りが持続します。つける方を選びますので販売されている種類も少なめ。また、不慣れな方が使うような香りでもありません。
オードパルファム
濃度が比較的高くしっかりと香ります。香りの持続時間も長く使い易い香水です。日本では、一日に何度も香水をつけることはあまりしないので、朝つけて長く香りを持たせるという意味では、日常使いで一番使い易い香水とも言えます。
オードトアレ
オードトアレは、聞きなじみのある言葉。日本でもよく扱われています。香りも、持続時間もそこそこで、ちょと使いたい時にとっても便利。
オーデコロン
軽い香り立ちの香水。ライトな感覚で使う事ができます。リラックスしたい時や、気分転換などに役に立ちます。
香水の種類 | 濃度 | 持続時間 |
---|---|---|
パルファム | 15~30% | 5~7時間 |
オードパルファム | 10~15% | 4~5時間 |
オードトアレ | 5~10% | 3~4時間 |
オーデコロン | 3~5% | 1~2時間 |
使う目的によって、香水の種類が変わるわけです。いまからちょっとデートに行くとか、爽やかに行きたい時は、オーデコロン。朝仕事に行く前に付けて、夕方まで香ってほしいなら、オードパルファムという感じです。
何のために香水をつけるか?【メンズ】
- 身だしなみ
- 異性からモテたい
- 気分転換
- 香りが楽しみ
- リラックスのため
若い時は、女性からモテたい・・・・、これ一心で香水をつけている方も多いでしょう。別に悪いことはなにひとつなく、頑張ってもらいたいものです。応援していますよ!!
あ、でも付け過ぎは「香害」になってしまいますので注意してくださいね!
ただ、少し歳を重ねますと、気分を高めるためだったり、自分で香り楽しんでいる方もおられます。だんだんと目的が変わってくるということかもしれません。
日本は、無臭文化
日本では海外と比べますと圧倒的に香水は使われていません。海外へいきますと、あちらこちらから強烈な香水の香りが漂ってきますが、それは文化的背景の違い、香りに対する考え方の違いからきているとの言えるのではないでしょうか?
もっと具体的に言えば、日本は水も豊富でよくお風呂も入りますし、外人と比べて体臭が少ないとも言えます。そもそも日本人は特に無臭文化であると言えます。
香水(フレグランス)の特徴
香水(フレグランス)は、海外製品が主流
香水(フレグランス)と言えば、今でも海外製品が主流なのですが、そもそも海外の方は社会的背景から体臭が強いわけで、それに合わせて香水が作られているため、無臭文化の日本人からすると香りが強すぎるということがおこります。ですのでいい香りだからと勧められて購入してみても、香りが強すぎて調整のしようがないということも多々あります。
香水は香りが変わる
香水は、香りが変わるのをご存じですか?
- トップノート 纏ってから5~10分ほどの香り。
- ミドルノート 纏ってから30~2時間ほどの香り。
- ラストノート 纏ってから2時間以降の香り。
香水には、いろいろな香料が入っており、揮発性などの関係から時間とともに香りが変わっていきます。これは調香師の腕の見せ所で、名作と言われるものなどは、バランスに優れているのでしょうね。
香水(フレグランス)には、こういった香りの変化を楽しむことができるのですよね。
香水(フレグランス)の種類と香害の関係
先ほど、香水の種類は、4種類と説明しました。パルファム、オードパルファム、オードトアレ、オーデコロン。
ここからは、ちょっと個人的な意見になります。
この4種のうち、パルファムは日本では使いづらいのでちょっと外して、他のパルファム、オードパルファム、オードトアレ、オーデコロン。
この三つは、「香料」の割合で分かれていますが、もちろん割合の多いオードパルファムが強く長く香るはずですが、入っている香料の種類のよっては、立場が逆転している場合も見られます。
ですので、オードトアレならオードパルファムより香りや持続性が弱いと言うことは、一概に言えないと感じています。
香害にならないサラっとした香りを演出するメンズ香水の付け方
一般的には、手首、くびすじ、うなじ、胸元などに付けると良いと説明されています。しかしながら、実際に付けてみますとちょっと強すぎるんですよね。特に電車の中、レストランなどでは、不快に感じてしまいます。
香害と言われるようになった昨今、これからは特に気を使わなければなりません。できるだけ香らないようにしていく必要があるのです。
そこで、個人的にオススメしたいのは、腰回り、お腹周りです。
香水は、汗と混じると嫌な臭いになりますので、その辺は注意が必要ですが、上半身でもなるべく下の方がgoodだと思います。シャツや上着などでかくれますので、直接強く香りません。
そして直接外気に触れないので、香りが長持ちします。
香水をつける量にもよりますが、これからは控え目が良いのではないかと思っています。
サラっとした香りを演出して香害にしないために・・・
いままで普通だったものが、急に「香害」と言われるようになった匂い。
不快に思う人がいるならば、これはほかっておくことができないので対処していかなければなりません。
香水はつける量も問題ですが、付ける場所にもよって大きく香りの強さが変わってきますので、少しずつ改善してみるのも一つだと思います。
人に迷惑をかけず、香りを楽しむには努力も必要ということですね。