皆さんは、和風の甘味は、お好きですか?
僕は、甘味が大好きで、よくあんみつを作って食べています。
でも子供の頃は逆に嫌いで一切食べなかったのですが、大人になると食の嗜好も変わるものですね。
さて、このあんみつに入っている寒天。
とても体にいい事は、なんとなく知っている方も見えると思いますが、どんな魅了があるのでしょう。
今日は、この寒天の魅力について、お話していきたいと思います。
寒天の特徴
寒天は、ほとんとが水と食物繊維で構成されており、エネルギー源としての糖質や脂質を含んでいません。これにより寒天は、通常のゼラチンと比較しても低カロリーであり特にダイエットやカロリー制限を考えている方にとっては魅力的な食材となっています。
寒天は水を大量に吸収して膨れ上がりゼラチン状になります。このため実際の物質の重量に対してほとんどエネルギーを提供しないという特性があります。そして寒天には主に無機物質や食物繊維が多く含まれていますがこれらはエネルギーとしてはほとんど寄与しないという特徴を持っています。
寒天は、どうやってできているのですか?
寒天の原料
寒天はテングサやオゴノリといった紅藻類(こうそうるい)という海藻が原料です。
寒天ができるまで
- 原料となるテングサ・オゴノリの収穫
- 原料に水を加えて加熱、寒天を抽出。
- 寒天液と海藻カスに、ろ過して分離。
- 寒天液を冷却し、凝固 ところてん
- 凍結と溶解を繰り返す
- 乾燥させ、各種寒天に加工。
原料は海のものなのに、海に面してない長野県が産地になっている理由は、その気候が大きく関係しています。「夜の冷え込みが激しく、日中の晴天が多い」という長野県の冬場の気候が「ところてんを凍らせて溶かす」という昔ながらの寒天づくりに適していたからです。
寒天の種類
寒天にはいろんな形状がありますが糸寒天は、昔ながらの和菓子屋さんで利用されており、棒寒天は家庭用として製造されてきました。現在は粉末寒天が主流になっているそうです。
寒天は、食物繊維の塊
寒天が水分を吸収しゼリー状に変化することでこれが一部の水溶性食物繊維となります。この性質は腸内での水分保持効果をもたらし便の柔軟性や腸内の適正な水分環境を維持するのに役立ちます。寒天が腸内で膨れ上がり食物繊維のような働きをすることで、便のかさを増し腸の働きを促進して便通を改善する可能性があります。
寒天でコレステロールの低減
寒天には藻類由来の成分である「フコダイン」がふくまれています。普段は改装に特有の多糖類で研究によればコレステロールの吸収を抑制する働きがあるとされていますフコダインが腸内でコレステロールと結合しその吸収を阻害することが期待されています。また水溶性の食物繊維は脂質の吸収を遅らせる働きがあり血中のコレステロール値が低減する可能性があります。
寒天で血糖値の安定
寒天には水溶性の食物繊維が多くふくまれていますがこれが腸内で膨らみ消化吸収を起こさせる働きがあるため腸内での炭水化物の吸収が緩やかになり、それに伴い血糖値の急激な上昇を和らげる効果が期待されています。
また寒天は主に水分を含む形で摂取されるため食事のボリュームを増やし満腹感を与えることが期待されます。これにより食事全体のカロリー摂取を調整しやすくなり食べ過ぎや間食の抑制に寄与します
寒天の作り方
寒天の作り方についてお話ししておきます。寒天にも種類がありますが今回は粉寒天での作り方でお話していきます。(水1リットル)*寒天の容量は、種類によって変わります。
寒天の作り方
- 鍋に、粉寒天10gを入れ、水1ℓを入れ火にかけます。
- かき混ぜながら沸騰させます。
- 沸騰してきましたら、砂糖80gを入れます。
- 弱火にして、7分ほど、たまにまぜながら煮詰めます。
- 少し鍋を水で冷やし、少し冷えた寒天をバットや平たいステンレス缶に入れます。
- 常温近くなったら冷蔵庫で、冷やします。(完全冷えればOKです)
あんみつにしてみましょう
寒天に合う蜜も作ってみましょう。白みつと黒みつがありますが、混ぜ物がない寒天は白蜜がよくあいます。白みつは美味しいものが売ってないので、自分で作ります。寒天はあんずがとても合いますので、あんず味の蜜をつくります。あんず酒をご用意くださいね。
用意するもの:上白糖200g、水100㏄、あんず酒50㏄
- 上白糖に水を入れ混ぜて沸騰させます。
- しばらくしたら、あんず酒入れます
- そのまま弱火で煮詰めます。
- よろみがついてきたら出来上がりです。
あとは、あんこや炊き豆・フルーツ・白玉などを盛って出来上がりです。
寒天が体にメッチャ良くて、あんみつ最高
個人的なことになりますが、甘味が大好きなので、みなさんもよかったら作ってみてくださいね!
あんみつ、本当に美味しいです。
そして寒天は、とても体にいいので、一石二鳥ですよね・・・・・