固形石鹼で頭を洗わない理由【固形石鹸とシャンプーの違い】

お風呂に入って、頭を洗おうとした時に、もしシャンプーがなかったらどうしますか?

  • 頭を洗わない
  • お湯洗いにしておく
  • 固形石鹸で頭を洗う
メチャじじ

ワシは、洗わないのじゃ・・・・

チョイじじ

洗っても洗わなくても、どっちでも一緒のような気がするが・・・・

メチャじじ

・・・・・・・

そうなんですよ。固形石鹸で頭を洗うのイヤダっていう人結構多いのですよね・・・

でもですよ、一方で少数派ですが固形石鹼派の人も居て、顔も体も頭も固形石鹸で洗うと言う方も見えるのです。

石鹸の写真

今日は、この多くの方が、固形石鹼で頭を洗わない理由をお話していきます。

目次

固形石鹸とシャンプーの違い

固形石鹸の成分

石けんは、界面活性剤の一種で、動植物の油脂(あぶら)をアルカリで煮て作られたものです。 そのアルカリの種類によって、石けんは「脂肪酸ナトリウム」「脂肪酸カリウム」の大きく2つに分けられ、それぞれ形状も異なります。 「脂肪酸ナトリウム」「脂肪酸カリウム」は、成分表示などでは石けん素地とも記載されます。

固形石鹸の特徴

固形石鹸を使って洗うと、すっきりとした使用感で、べとつかず泡切れがよいため、すすぎ残しが少ないのがメリットです。 また、固形石鹸はアルカリ性で、酸性である皮脂や汚れと混ざることで中和されると洗浄効果を失うため、肌に石鹸の洗浄成分が残らず洗いすぎを防いでくれるので、肌に負担がかかりにくいのも特徴です。

一般的なシャンプーの成分

一般的なシャンプーの成分構成比率では、水・・・50〜70%、界面活性剤(洗浄成分)は・・・20〜30%、その他(P P T、ポリマーオイル成分、PH調整剤、キレート剤、防腐剤、香料など)・・・10〜20%となっています。

固形石鹼で頭を洗うとどうなる?【石鹸とシャンプーの違いも・・・】

頭皮のバランス

もともと人間の肌や髪は弱酸性であることが望ましいとされています。ですので、弱酸性であれば、肌や髪のタンパク質や脂質をバランスよく安定させることが出来ます。ただ、一般的な固形石鹸はアルカリ性が高く、髪や頭皮のpHバランスを崩すことが考えられます。アルカリ性の石鹸で洗ってしまうと、タンパク質や脂質が編成し、髪の毛のパサつきや切れ毛の原因になってしまうのです。

固形石鹼は、洗浄力が強い

また一般的なお話として、固形石鹸の方が、洗浄力が強いと言われています。そのため、固形石鹸で頭をゴシゴシ洗ってしまうと、頭皮の皮脂を過剰に落としてしまう可能性があるのです。 皮脂は頭皮や髪の保湿やバリア機能に重要な役割を果たしています。 皮脂を過剰に落としてしまうと、頭皮が乾燥したり、紫外線や細菌などから頭皮を守ることができなくなり、炎症を起こしてしまう可能性があります。

固形石鹼で頭を洗った時感じる事

  • 洗髪後は髪がきしむことがあります。
  • キューティクルが開いて髪が傷つきやすい。
  • 後からかみがベタベタしてくる
  • 感触や光沢が損なわれ、くしの通りが悪くなることがあります。

髪は、水に濡れているだけでもきしみやすくなります。髪がきしむという状態は、髪の表面にあるウロコ状のキューティクルが逆立つことで、指通りが悪くなることを言います。

固形石鹼で頭を洗った後などに髪がきしむ理由は、キューティクルが逆立っている(開いたままの状態)になっていることでおきます。

シャンプーの成分 洗浄力の強いシャンプーを使用していると、髪がベタつく原因となります。 洗浄力が強いと、頭皮を守るために必要な皮脂まで洗い流すことになり、頭皮が乾燥します。 乾燥した頭皮は皮脂を過剰に分泌させて頭皮を守ろうとするため、結果的に髪がベタつく原因となるのです。

石鹸の写真

多くの人が、固形石鹼で頭を洗わない理由とは、

やはり、頭や髪を洗う専用のシャンプーの方が、頭を洗う事に適しているからだと言えます。シャンプーには、コーティング剤や香料も入っており、洗いあがりも爽やかな感じが続きます。
対して固形石鹸は、体を洗うものとして認識されており、実際、体を固形石鹸で洗う場合はとても相性が良くすっきりしますが、頭や髪を洗うとなるとパサついたり、きしんだりします。

こういったことが、多くの人が、固形石鹼で頭を洗わない理由となると言えます。

固形石鹼で頭を洗うには?【シャンプーとはどう違う】

それでも固形石鹸を使う場合もあるでしょうからお伝えしておきますと、固形石鹼で頭を洗う時は、優しく髪を洗うと良いです。ゴシゴシ強く洗うのは、髪が痛みますからNG。頭皮にも気を使います。強く洗うと脂質を取りすぎしまいますので、頭皮も優しく洗います。

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